南大江駅21 2006.03.012023.06.11 「行って・・・、もう暗くなるから。」 雪穂は涙を流しながら非情な言葉を口にします。 「いつの間にか、俺たちの上に太陽はなかった。」 「他人でいること以外、おまえに出来ることは もう何もないんだと、笑われてる気がした。」 雪ちゃんのことを太陽だと思っていたいのに もう普通に接することは出来ないのだと 空を見上げて見つめる亮司。 悲しい別れでしたが、太陽を模した切り抜きを 雪穂に渡すことが出来て、少しホッとさせられました。
コメント
この空の色のように本当に悲しい別れでしたね。小さい心に大きな傷を負った二人が哀れでなりません。別れていく二人の心の糧として太陽の切り絵を渡せたのが、せめてもの救いですね。
最初の頃に亮ちゃんからもらった切り絵は、どぶ川に泣きながら捨てていましたから、ほんと良かったですよね。今でもちゃんと額に飾ってあるようですし。